【銘柄診断】スタイライフは楽天のTOB価格に張付き高値推移、成立後上場廃止へ

2013年2月26日 09:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  スタイライフ <3037> (JQG・監理)は、今年2月4日に楽天<4755>(JQS)が、同社を株式公開買い付け(TOB)により完全子会社化すると発表、同社も賛同意見の表明と株主への応募推奨を取締役会決議したことから、TOB価格7万4000円へ窓を開けてサヤ寄せしストップ高となる1万円高の7万3300円と急伸、この高値水準でTOBが継続している。

  同社と楽天とは、昨年5月14日に業務・資本提携契約を締結し、同社の親会社2社から楽天が、32・50%の同社株式を取得して持分法適用会社としたが、両社の連携を深め、事業上のシナジーを早期に実現するために、昨年11月から両社の企業価値向上施策の具体的な協議・検討をしてきた。楽天のファッションブランド向けECサイト「楽天ブランドアベニュー」などで出店しているスタイライフのショッピングサイトのさらなる強化のためには意思決定の迅速化、戦略決定の機動性・柔軟性を高めることなどが不可欠であり、完全子会社化することが必要としてTOBを実施する。

  買い付け期間は、2月5日から3月21日までの31営業日、買い付け株式数は1万4880株、買い付け代金は11億100万円を予定、買い付け株式数に上限を設けていないため、TOB成立後に所定の手続きを受けて、スタイライフは上場廃止となる。スタイライフの業績は11年3月期、12年3月期と連続の赤字で今期に入っても第3誌発揮(4~12月)は赤字だった。ネット通販業界にも再編の風が吹いているようだ。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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