【銘柄診断】アイビーは大型ヒット商品、高配当利回り買いで再発進が有力

2013年2月22日 10:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  アイビー化粧品 <4918> (JQS)は、今年2月8日に昨年来高値227円まで買い進まれ高値調整を続けているが、3月期期末接近で恒例の高配当利回り買いに再発進が予想される。昨年11月に新発売したスキンケア化粧水「アイビーコスモス エンリッチ ローション」が、単月として約14万4000個と過去最高となる大型ヒット商品となっていることもフォローして割安株買いが増勢となる見込みで、昨年2月に示現した大陽線の再現も有力である。

  「アイビーコスモス エンリッチ ローション」は、同社開発の保湿成分と医薬品分野で副作用を抑え必要な薬剤を必要な部位に必要なだけ作用させるDDS(ドラッグデリバリーシステム)の概念を応用して開発した新製品で、肌に潤いを与えるとともに次に使う化粧品が角質層に浸透しやすい状態に肌を整える。同社は、この大型商品とともに、営業所増設を前年同期より49.2%増、販売員のビューティーマネージャーの増員を95.6%増と増強、これに経費の大幅圧縮、前期計上の創立35周年記念式典費用の一巡も加わり、今3月期第3四半期(3Q)業績は、第2四半期までの減収減益業績から連続増益に転換するなど順調に推移した。3月通期業績は、期初のレンジ予想に変更はなく、純利益は、2億5000万円~3億2000万円(前期比13~45%増)と連続の過去最高更新を予想、10円配当を安定継続する。

  株価は、大型商品発売とともに下値を切り上げ、3Q好決算をテコに昨年来高値をつけ25日移動平均線水準で一呼吸を置いている。同社株は、期末高配当取りで高値をつける株価特性があり、昨年2月は、一気に週足で100円幅の陽線を示現している。PERは14~18倍台、配当利回りは4.6%と割安であり、高値抜けから2008年2月以来の300円台乗せを目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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