ルノー・日産連合、米シリコンバレーに研究拠点を開設

2013年2月20日 12:47

印刷

 ルノー・日産連合は18日(米国現地時間)、米カリフォルニア州シリコンバレーにあるサニーベール市に、総合研究所機能の一部を担う主要海外研究拠点として「日産総合研究所シリコンバレーオフィス」を開設したと発表した。

 同拠点の開設は日産におけるR&Dグローバル展開の一環。世界の先端企業や大学の研究機関が集結するシリコンバレーに研究拠点を新設することにより、最先端の研究コミュニティーとの連携による、将来のニーズに応える快適なモビリティ社会の実現に貢献する研究を進めることが可能となる。

 同研究拠点の開設にあたり、日産の研究・開発担当副社長である山下光彦氏は、「日産自動車は研究開発機能をグローバルに展開している。今回、シリコンバレーにリサーチセンターを開設することで、最先端のICT(Information and Communication Technology)技術を中心に、モビリティの新しい価値を創造していく」と述べている。

 また、同拠点では、コネクテッドビークルサービス企画・先行開発やユーザーインターフェース先行デザイン活動も行われる予定。

 なお、ルノーと日産は2011年に近隣のマウンテンビュー市にオフィスを構え研究開発を進めており、今回開設した研究拠点ではその研究開発を引き継ぐ方針。

関連記事