【銘柄診断】下値固めの日本プロセス、特定情報システム好調、好利回り

2013年2月19日 12:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  日本プロセス <9651> (JQS)は、前日比変わらずの787円で寄り小動きが続いている。昨年12月27日に今5月期第2四半期(2Q)累計業績の上方修正を発表、昨年来高値926円まで100円高して、往って来いの水準で下値固めを続けているものだが、PBR0.5倍、配当利回り3.8%は割り負け顕著として、下値には売買高をやや膨らませ再騰期待の買い物も入っている。

  2Q累計業績は、期初予想より売り上げを9100万円、経常利益を6900万円、純利益を5600万円それぞれ引き上げ、純利益は、5600万円(前年同期は600万円の赤字)と黒字転換幅を拡大した。危機管理関連の特定情報システムの売り上げが、前期から継続の大型開発案件の順調な推移で3億6800万円と2.4倍増、セグメント利益も、1億600万円(前年同期は800万円)と大きく伸び、組込みソフトも回復、自動車向けのパワーステアリング、シートブレーキ、パーキングブレーキの電動化案件も好調だったことなどが要因となった。5月通期業績は期初予想を据え置き、純利益は、2億200万円(前期比33%増)と増益転換し、配当も30円の高配当を安定継続する。

  株価は、PER評価では割安感は小さいが、PBR、配当利回りでは割り負けが際立っており、昨年来高値奪回からは2010年5月高値1180円へのキャッチアップを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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