「サイバー空間」なんてものは実在しない

2013年2月15日 15:19

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 「サイバー空間」というコンセプトを覚えると頭がアホになる、という話が本家/.で取り上げられている。

 元ネタはニュースサイトSalonの記事なのだが、「サイバー空間」というのは物理的に実在しないものであるにも関わらず、そのようなとらえ方をしてしまうと実際に存在するもののように思えてしまい、論理的な思考ができなくなってしまうという。つまり、それに対しあたかも実在する空間のように政府が法律や規制を作ったり統制を行ってしまうかもしれない可能性があるということらしい。

 オンラインコミュニケーションにおいて、政府や企業がより大きな役割を担うべきかについて話し合うのに、サイバー空間を「オズの魔法使いに出てくるような架空の王国」のように捉えてしまうことはまったく馬鹿げているとのこと。果たして、サイバー空間の概念は、インターネットガバナンスを巡る有意義な議論の妨げとなるのだろうか。

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