パイオニア、有機EL照明パネル生産会社を設立 山形県米沢市に工場

2013年2月6日 17:52

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 パイオニアは6日、東北パイオニアの米沢事業所で生産を行っている有機ELパネル事業において、有機EL照明パネルの開発および生産を行う新会社を設立したと発表した。

 新会社の名称は「パイオニアOLEDライティングデバイス」で、工場所在地は山形県米沢市(東北パイオニアの米沢事業所内)。設立日は2013年1月25日。新会社では塗布型有機EL照明パネルの開発・製造を行う。

 パイオニアは三菱化学と共同で、2011年7月に、発光層を蒸着プロセスで成膜した世界初の“カラー調色・調光型有機EL照明モジュール”の量産を開始した。また、2012年6月には、三菱化学との共同開発において、発光層を塗布プロセスで成膜した有機EL素子の開発に成功し、量産技術の確立に向けた検証設備の設置を決定した。

 今回設立した新会社は、パイオニアが三菱化学と共同開発を進める中で、有機EL照明パネルの大幅な原価低減のため発光層を塗布プロセスで成膜し量産することを目的としており、パイオニアと三菱化学は照明用途に適した性能向上を目指してさらなる開発を行っていく。

 新会社の設立を通じてパイオニアは有機EL照明事業をさらに強化し、2014年の本格事業化に向けて着実に活動していく。

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