石油資源開発、北海道標津町で地熱発電調査を実施

2013年1月22日 10:56

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調査地域位置(画像:石油資源開発)

調査地域位置(画像:石油資源開発)[写真拡大]

 石油資源開発は21日、北海道標津郡標津町「武佐岳地域」において、地熱発電の事業化に向けた調査を開始すると発表した。

 同調査では、今年6月から掘削準備作業を開始し、8月から11月にかけて調査井1坑の掘削作業を実施する計画。現在、関係する各種許認可申請等の準備を進めている。

 武佐岳地域では石油資源開発の調査の後、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による地熱開発促進調査が実施され、地熱発電が十分可能な280℃を超える地層温度等を確認している。今回の調査は高温域の広がり等地熱貯留層の探査を目的とし、3年間かけて掘削調査を実施する。発電規模は15,000kW程度を想定しており、約10年後の運転開始を目指す。

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