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【アナリストの眼】オペレーティング・リースのFPG、好業績、株価に勢い
<業績&株価分析>
FPG <7148> に注目したい。株価は右肩上がりの展開が続いている。1月28日に第1四半期(10~12月期)の業績発表を予定しており、思惑が広がる可能性もあるだろう。
子会社(SPC)が運営するオペレーティング・リース事業の組成・販売・管理を行うタックス・リース・アレンジメント事業を展開し、主に航空機・船舶・海上輸送用コンテナなどの大型輸送設備を対象としている。SPCからの手数料収入が収益柱である。
今期(13年9月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比20.0%増、営業利益が同12.7%増、経常利益が同5.5%増、純利益が同7.6%増としている。海外の大手航空会社や海運会社との新規取引などで、リース事業組成金額は同52.0%増、出資金販売額は同16.2%増の見込みだ。資金調達力強化に伴って案件組成を増加させるため、収益性はやや低下する模様だが、課税繰り延べニーズの強い中小企業などを中心に需要は高水準の模様であり、販売ネットワークも拡充している。案件組成が順調に推移すれば、上振れの可能性もあるだろう。
また1月11日には、新規に証券事業への進出するための準備室設立を発表している。事業内容の詳細などについては決定次第公表するとしている。中期的な収益拡大に繋がることが期待されるだろう。
株価の動きを見ると、右肩上がりの展開が続き、1月10日には上場来高値(株式分割を考慮した修正株価)1223円まで上昇した。足元も高値圏で推移している。17日の終値1175円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS100円94銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績BPSに公募増資分を考慮した300円05銭で算出)は3.9倍近辺となる。
日足チャートで見ると1月10日の高値後は上げ一服の形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となって上昇トレンドを継続している。中期的な収益拡大期待が強く、金融緩和メリットなども材料視して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。1月28日に第1四半期の業績発表を予定しており、好業績期待で思惑が広がる可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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