アスクル、国内最大級の物流拠点を埼玉に新設 今年7月より稼動

2013年1月10日 18:57

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 アスクルは9日、東日本エリアの新しい物流拠点となる「(仮称)埼玉物流センター」を埼玉県入間郡に新設し、今年7月より稼動を開始すると発表した。

 同施設は、オリックス不動産が建設中の物件を取得するもので、延床面積約21,856坪(約72,126平方メートル)、地上3階建という国内最大級の規模を誇る最新物流施設。投資概算額は土地・建物152.5億円、マテハン設備等約40億円を予定している。

 同施設の新設により、現状フル稼働となっている東日本エリアでの物流・配送体制を見直し、既存の物流センターが担当する営業エリアを同施設に一部移管する。同様に西日本エリアにおいても、ケースセンターを既存の大阪DMC(物流センター)より分離して近隣の新設物流センターに移管している。

 新センター設置で増強される物流・配送取扱能力により、主に一般消費者向け事業「LOHACO」の当日配送可能な日用品を倍増させる。それにより、ドラッグストアの取扱商材数を凌駕するとともに、EコマースNO.1をめざしアマゾンを追撃する。また、増強された取扱能力は来年度スタートのフルフィルメント事業にも振り分けられる。

 また、同施設と大阪DMCには、日本初の自動梱包機(I-pack:フランスのB+equipment社製、日本総代理店:レンゴー株式会社)を導入し、梱包生産性を従来の約10倍に高める。さらに、段ボール内の商品を計測することによる最適な高さでの自動梱包により、緩衝材の大幅削減とガムテープ不要の簡単開封パッケージ等の顧客に優しいエコ配送を実現する。

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