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ダイハツ、「ムーヴ」に軽初の衝突回避支援システムを搭載 燃費も29.0km/Lに
ダイハツ工業は、軽乗用車「ムーヴ」をビッグマイナーチェンジし、12月20日から全国一斉に発売する。価格は107万円(税込)から。
今回マイナーチェンジとしては異例の大幅な改良を施し、燃費性能に加え、基本性能、安全性能、デザインなどの各機能が大幅に進化した。同時に福祉車両「フレンドシップシリーズ」の「ムーヴ フロントシートリフト」も仕様変更した。
今回のムーヴは、昨年発売した「ミライース」で培った軽自動車の本質である「低燃費・低価格」をさらに進化させた「e:Sテクノロジー第2弾」を搭載。それに加え、「ファン&リラックスドライブ」をコンセプトに基本性能を向上。また、軽自動車初となる先進の衝突回避支援システム「スマートアシスト」を採用するなど、ダイハツの考えるクルマづくりの全てを盛り込んだ。
燃費はクラストップとなる29.0km/Lを達成。「e:Sテクノロジー」はパワートレーンの進化、車両の進化、エネルギーマネジメントの3つの要素で構成されており、今回の「e:Sテクノロジー第2弾」では、特にエネルギーマネジメントにおいてサーモ(熱)マネジメントを追求し、燃費を向上した。
具体的には、軽自動車初採用となるCVTサーモコントローラーでエンジンとCVTの温度を相互に最適化し、燃焼効率、動力伝達効率を高め、燃費を向上している。また、新「エコアイドル」もさらに進化しており、ブレーキをかけて車速が9km/h以下になるとエンジンを停止する。なお、新型ムーヴは新エコカー減税「免税」対象となっている。
また、新型ムーヴは、徹底的な低コスト化活動の継続により、入り口価格107万円の低価格を実現。部材配置・形状・材料選定を徹底的に見直すことで、品質面・原価面で最も素質の良い図面を追求するとともに、部品点数の削減や軽量化による原価低減を実現した。
さらに、新型ムーヴは基本性能を大幅に向上し、安心感のある走り、快適な乗り心地、上質な室内空間を実現した。
加えて、軽自動車初となる衝突回避支援システムを採用。衝突回避支援システム「スマートアシスト」は、約4~約30km/hで走行中に「レーザーレーダー」が前方車両を認識。衝突の危険性が高い場合にブザーとメーター内のインジケーター表示でドライバーに警告。その後もドライバーがステアリングやブレーキで回避操作せず、衝突の危険性が非常に高まった場合に緊急ブレーキが作動。相対速度が約20km/h以下の場合は衝突回避、約20~約30km/hの場合は被害軽減を支援する。
また、停止中または約10km/h以下で走行中に、前方約4m以内に障害物(建物や壁など)がある状況で、ペダルの踏み間違いなどにより必要以上にアクセルを踏み込んだとシステムが判断した時、ブザーとメーター内のインジケーター表示でドライバーに警告するとともに、エンジン出力を制御し発進を抑制。エンジン出力の抑制制御はアクセルを踏み続けている間、最長約8秒間継続する。
そのほか、新型ムーヴはフロントフェイス・インパネデザインを一新し、安心感・存在感を感じるデザインを採用している。
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