東芝、デジタル一眼レフカメラ向けCFカード市場に参入

2012年12月19日 12:48

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デジタル一眼レフカメラ向けCFカード「EXCERIA PRO」(画像:東芝)

デジタル一眼レフカメラ向けCFカード「EXCERIA PRO」(画像:東芝)[写真拡大]

 東芝は18日、今後成長が見込まれるデジタル一眼レフカメラ向けコンパクトフラッシュ(CF)カード市場に参入すると発表した。第一弾として世界最速クラスの「EXCERIA PRO」を商品化し、16GB、32GB、64GBの3モデルを2013年春から順次発売する。

 新商品は、東芝の高性能NAND型フラッシュメモリを採用するとともに独自開発のファームウェアを搭載することで、世界最速の書き込み速度150MB/sと世界最速クラスの読み出し速度160MB/sを実現した。

 新商品はCompactFlash Association規格Ver.6.0に準拠するとともに、高速インターフェース規格「UDMA 7」にも対応しているためカメラの高速連写性能の向上に寄与する。また、高速動画記録の規格「VPG-20(Video Performance Guarantee)」に対応しており、動画転送速度20MB/sを実現する。これによりハイビジョンの動画を高フレームレートで撮影してもコマ落ちのない録画が可能となる。

 デジタル一眼レフカメラに搭載されるメモリカードに対しては高画質化対応、高速連写性能の向上への寄与、ハイビジョン動画の記録などのニーズが高まっており、データの書き込み・読み出し速度の高速化が求められている。また、デジタル一眼レフカメラ市場は2015年までに現在の1.5倍に成長すると予測されており、搭載されるCFカードの需要も高まる見込み。そこで東芝は今回CFカード市場に参入し、顧客ニーズに対応する商品を積極的に開発・拡販することで2015年には30%のシェアを目指す。

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