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富士重、農機用スバル汎用エンジン「EK30」を新開発
農機用スバル汎用エンジン「EK30」(画像:富士重工業)[写真拡大]
富士重工業は13日、農業機械用スバル汎用エンジン「EK シリーズ」に最上位機種として「EK30」を追加し、2013年10月より順次生産開始、発売すると発表した。
2011年5月から生産しているEKシリーズは、田植機や耕運機、管理機、動力噴霧器、運搬車などの農業機械用に最適な回転速度に減速する装置である2分の1減速機を内蔵したエンジンで、総排気量125ccから274cc(最大出力4.3HPから9.7HP)まで4機種をラインナップし、主に日本および中国・台湾をはじめとしたアジア農業機械市場へ展開している。
今回追加するEK30は、EKシリーズの最上位機種として、大型管理機や乗用田植機、運搬車、小中型除雪機などの動力源として搭載されることを想定し、開発された。農業機械専用の出力セッティングにより、中低速域から優れた出力性能を発揮し、力強く粘りのある出力でプロユーザーの重作業用農業機械にも対応する。
さらに、低引力リコイルによりお年寄りや女性でも楽に始動でき、また大型消音マフラーを採用することでアイドル時の騒音を大幅に低減するなど作業者の負担を軽減すると共に、作業環境にも配慮した設計となっている。エアクリーナーなどのオプション部品も豊富で、充実の仕様対応や技術支援により様々なタイプの農業機械へ搭載可能。
新開発EK30をはじめEKシリーズエンジンは、国内排ガス自主規制(3次)および中国排気ガス規制(第2段階)にも適合する予定。
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