たったの5分で生産性を2倍にする小さなコツ

2012年12月12日 23:36

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 この記事のような仕事術や生産性に関するコラムを定期的に読んでいる方々は、計画を立ててから1日を始めるのがよいということは既にご存じでしょう。

 さらに、できれば朝1番にデスクに座る前に、自分が何を達成したいと思っているか少し考えるといいでしょう。というのも、それは自分の時間をよりよく使おうとするときに役に立つ習慣だからです。

 しかし、そのようにして立てた計画はどのぐらいの頻度でうまくいっているでしょうか。

 ほとんどの人にとって答えは、「うまくいくことはそんなにない」ではないでしょうか。しばしば、予想外の電話や会議、あるいは急用が入るだけで計画はうまくいかなくなり、注意散漫になったり気を取られたりします。

 しかし、これらの邪魔が入ったとしても、簡単に立ち直る方法があるのです。しかも、この方法を用いると、1日の生産性を文字通り2倍に向上させることができ、その上、所要時間はたったの5分なのです。

 それでは、その方法をご紹介しましょう。

 それには、自分の注意を喚起する単純なものを用意します。実行するのは簡単です。目標を書き留めたり、自分が成し遂げたいと思っていることを思い出させるようなイメージが書いてあるものなどを用意するのです。

 これがあると、自分が計画した1日の予定に注意を戻して計画を優先させることができます。もちろん、疲れたりイライラしたりしたときに再び前に向かって進むのにも役立ちます。言い換えると、これによってほんの小さな中断で大きく気が逸れてしまうのを防ぐことができるのです。

 実際、これは気が散っていると感じていなくても大いに役立つことがあります。たいていの人には1日のうちに仕事のスピードが落ち始めるときがあります。そんなときにやる気を素早く回復させるものがあると、集中力を取り戻し、失われてしまうはずだったそれ以降の時間を最大限活用することができるのです。

 生産的に働こうとしたときの最大の難所は自分の優先事項を常に念頭に置いておくことですから、自分のためにそれをできるだけ簡単にしてみてはどうでしょうか。

 頭をはっきりさせて目標に再び焦点を合わせるのに時間はたったの5分しかかかりませんが、生産性には大きな効果がもたらされるはずです。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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