シャープがタッチパネルシステムを開発、手袋を着用したタッチ操作も可能に

2012年12月10日 12:58

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 シャープは10日、逐次駆動方式に比べてS/N比約8倍の高感度技術を搭載し、ペン入力やマルチタッチ操作が可能なタッチパネルシステム(適用画面サイズは5型、7型、20型、60型)を開発したと発表した。12月15日から順次サンプル出荷を開始し、ディスプレイメーカーなどに発売する。量産時期は2013年3月15日から。

 今回シャープが開発したタッチパネルシステムは、多数のセンサーを同時に検知処理できるシャープ独自の並列駆動方式の採用により、現在広く採用されている逐次駆動方式に比べてS/N比約8倍の高感度を実現した。これにより、業界最小径のペン先約2mmの入力や多点を同時に認識できるマルチタッチ操作、手袋を着用したタッチ操作などが可能となった。また、5型から60型までタッチパネル用のユーザーインターフェースが共用できるためソフトウェアの開発負担を軽減できる。

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