ファミリーマート、フィリピンに現地法人を設立 来年2月に1号店開店へ

2012年12月5日 18:46

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 ファミリーマートは5日、同社と伊藤忠商事、AyalaグループとRustanグループの合弁会社SIAL CVS RETAILERS, INC.の3社が、フィリピンにおけるファミリーマート店舗の展開を目的に現地法人「Philippine FamilyMart. CVS, Inc.」(PFM)を2012年11月29日に設立し、エリアフランチャイズ契約を12月4日に締結したと発表した。

 ファミリーマートは1992年のタイへの出店を皮切りに、2009年ベトナム、2012年インドネシアと着実に店舗網を拡大してきた。PFMは東南アジアにおいて、タイ、ベトナム、インドネシアに次ぐ4カ国目の現地法人となる。2013年2月を目処にフィリピン1号店をマニラ首都圏に開店することを予定しており、5年以内に300店体制を築く。

 ファミリーマートの海外展開は、現地の有力パートナーとの合弁を原則としており、ライセンス供与とは異なる各社間との絆が特徴。フィリピンにおいては、フィリピン最大規模の財閥で金融・不動産・通信・電機・水処理など幅広い事業を手掛けるAyalaグループと、フィリピンを代表する小売グループであるRustanグループの共同出資により設立されたSIALをパートナーとし、Ayalaグループの持つ店舗物件情報や店舗開発に関する豊富なノウハウや、Rustanグループの持つフィリピン国内における小売業のノウハウなどを共有できるため、よりフィリピン国内に根差した店舗運営と早期の店舗展開が実現できると見込んでいる。

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