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サイバー戦士を訓練するためのサイバーシティ
あるAnonymous Coward 曰く、 SF小説や映画ではおなじみの「サイバーシティ」が米国にリアルで作られてしまったもよう。この「NetWars サイバーシティ」はニュージャージー州のターンパイク作られ、銀行、病院、給水塔、鉄道システム、電力グリッド、コーヒーショップなどの設備があるとのこと。この都市が造られた目的は,米軍内に「サイバー戦士」を育成するためだそうだ(SANS NetWars、HELP NET SECURITY、本家/.)。
サイバー戦士というのはIT戦士やスーパーハッカーのことではなく,金融サービス企業や製造企業などがもつ重要なコンピューターインフラ群をテロ攻撃などから物理的に防御するスタッフだそうだ。こうしたインフラが物理的に破壊されると社会や経済への影響が大きいため、訓練用の「サイバーシティ」を作ったそうだ。リアルなサイバーシティと言っても,面積は8フィートほどで,建物や住宅はミニチュアの建物や住宅を使用しているという。ただし守るべき電力インフラの制御システム,病院のソフトウェア,およびその他のインフラストラクチャは現実に使用されているものが用いられているとしている。SANSのインストラクターとディレクターを勤めるEd Skoudis氏はこのサイバーシティでコンピューターへの攻撃を阻止するための戦術を構築したいとしている。
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