ソニー、映画館運営大手ユナイテッド・シネマにデジタル上映システムを導入

2012年11月13日 19:19

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 ソニーは13日、国内映画館運営大手のユナイテッド・シネマと、映画館のデジタル化を支援する「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を導入することで合意したと発表した。これにより、ユナイテッド・シネマの運営する映画館、全20サイト、199スクリーンへデジタルシネマ上映システムが設置される。システムの設置完了時期は2012年11月末の予定。

 ソニーは、ティ・ジョイやTOHOシネマズ、東急レクリエーションズなどへ既にデジタルシネマ・ソリューションサービスを展開しており、今回のユナイテッド・シネマへの導入でシネコン向け同サービスで国内シェア1位となる。

 ユナイテッド・シネマへはデジタルシネマ上映システム(デジタルシネマプロジェクター、上映用サーバー)を核としたトータルソリューションを提供する。これは館内上映システムをネットワーク化するもので、上映オペレーションとコンテンツを一元管理するシアターマネジメントシステム(TMS)とセンターサーバーシステムから構成されている。さらに、専用の保守メンテナンスサービス(コールセンター、機器・システムのリモートモニタリング、定期保守等を含む)も提供する。

 なお、映画業界では映像制作から上映までのデジタル化が急加速しており、デジタル上映可能なスクリーン数も急拡大している。全世界のスクリーン約130,000の内、すでに約85,000がデジタル化している。

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