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JCB、「モバイルウォレット」型サービスの実証実験を開始
ジェーシービー(JCB)は6日、スマートフォン上の決済やクーポン、ポイントなどの複数の機能を財布に見立てたアプリケーションで一元管理する「モバイルウォレット」型のサービスについて、2013年度中の商用化を目指し、操作性などのユーザビリティー(使いやすさ)の検証を目的とした実証実験を2013年1月から1ヵ月間実施すると発表した。
昨今のスマホの急激な拡大に伴い、決済業界においてもクレジット決済、電子マネー決済、ポイントサービス、クーポンサービスなど多数のスマホアプリが拡大しており、それらを一元管理する「モバイルウォレット」型のサービスが世界的に注目されている。
今回実証実験を行うJCBの「モバイルウォレット」型サービスは、決済(クレジット、プリペイド)やポイント、クーポンなどの様々な機能をひとつのアプリに集約することが可能となっており、さらにJCB独自の機能を搭載することで、顧客に便利でわかりやすいサービスを提供していく予定。
ウォレットサービスの開発においては、大日本印刷が開発した多様なアプリを一元管理し関連業務を支援するプラットフォームサービスを活用する。実証実験には大日本印刷も参画し、JCBの本社所在地である表参道周辺の対象店舗などでウォレットサービスのクーポン機能の利用を主とした実験を行う。ポイントからクーポンへの変換や優待情報の利用、また、利用者間でのウォレッサービス内のバリューの授受など、ユーザビリティーを検証する。
決済機能を含むウォレットサービスの具体的な内容については、今後、実証実験の結果をもとにユーザー・加盟店・導入事業側から見たフィージビリティ検証やサービス設計を進め、コンテンツや機能を強化する。そして、JCBブランド発行会社に限らない幅広い顧客(ユーザー、事業者など)が利用できる汎用性の高いサービスとして2013年度中のサービス展開を目指す。サービスの提供範囲については、JCB独自の海外展開のノウハウやインフラを活かし、日本国内だけでなく海外も含めたグローバルな展開を視野に検討するという。
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