ファミリーマートがフィリピンに進出、伊藤忠などと合弁契約を締結

2012年11月6日 11:44

印刷

 ファミリーマート、伊藤忠商事、AyalaグループとRustanグループの合弁会社SIAL CVS RETAILERS, INC.(以下:SIAL)の3社は、11月5日に、フィリピンにおけるファミリーマート店舗の展開について合弁契約を締結したと発表した。今回のフィリピンへの出店は、東南アジアではタイ、ベトナム、インドネシアに次ぐ4カ国目の出店となる。

 SIALは、フィリピン最大規模の財閥で、金融・不動産・通信・電機・水処理など幅広い事業を手掛けるAyalaグループと、フィリピンを代表する小売グループであるRustanグループの共同出資により設立された。

 ファミリーマートと伊藤忠商事は、フィリピンを代表するグループであり、フィリピン国内での絶大なる信頼を誇るAyalaグループとRustanグループと共同でファミリーマート事業に取り組むことで、Ayalaグループの持つ店舗物件情報や店舗開発に関する豊富なノウハウや、Rustanグループの持つフィリピン国内における小売業のノウハウなどを共有でき、よりフィリピン国内に根差した店舗運営と早期の店舗展開が実現できるものと考え、今回合弁契約を締結した。

 なお、12月には「Philippine FamilyMart. CVS, Inc.」(PFM)を、ファミリーマート、伊藤忠商事、SIALの3社で設立することを予定しており、ファミリーマートとPFMでエリアフランチャイズ契約を締結後、PFMがフィリピンにおいてファミリーマート事業を展開していく。

関連記事