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『優しい男』ソン・ジュンギ & ムン・チェウォン、残酷な記憶の断片に阻まれる愛
韓国KBS水木ドラマ『世界のどこにもいない優しい男(以下、優しい男)』の、‘マル & ウンギ’カップルの切なく壮絶な愛が、視聴者たちの心を痺れさせている。写真=アイエイチキュー[写真拡大]
韓国KBS水木ドラマ『世界のどこにもいない優しい男(以下、優しい男)』(脚本:イ・ギョンヒ、 演出:キム・ジンウォン)の、‘マル & ウンギ’カップルの切なく壮絶な愛が、視聴者たちの心を痺れさせている。
25日に放送された『優しい男』14話では、再び記憶が退行し、カン・マル(ソン・ジュンギ)に関する記憶まで忘れてしまったソ・ウンギ(ムン・チェウォン)が、甦る恐ろしい記憶を本能的に防御し、苦しさに耐えかねて感情を爆発させる切ないシーンが描かれた。これは、今の愛だけを記憶に留め、傷ついた過去の記憶を思い出したくないというウンギの無意識の心の表れだった。
また、ウンギが何度グラスを振り払っても、マルがひたすら飲み物を運び続けるというシーンでは、彼女が自分を追い払ってそっぽを向いてしまっても、最後までそばについて守ってあげたいという、彼の本心を表しているようだった。また、マルが「僕の記憶のせいで苦しむのなら ... このまま僕を刺せ、刺すんだ!」と言うシーンでは、ウンギが傷ついて苦しむ姿があまりにもかわいそうで、彼女の記憶が戻って苦しむよりは、いっそ自分が代わりに苦しむ方がましだという切ない気持ちが表れていた。
結局、ウンギが抑えていた感情を爆発させてしまい、これまでの苦痛と悲しみを吐き出すかのように泣き叫ぶ。その姿が、淡々としていたマルの姿と対比され、お互いに向けられたどうすることもできない壮絶な愛が、深い余韻となって残った。
その後、意識を取り戻したウンギが言った、「マルさんを早く思い出したい」という言葉は、彼との思い出と愛を何よりも先に思い出したいという気持ちの表れで、あらためてウンギのマルへの愛が、どれほど大きく深いものなのかを伺わせた。
このように、ウンギとマルの激情的で混乱した感情を濃密に表現したソン・ジュンギとムン・チェウォンの演技が、視聴者たちの心を引きつけたようだ。
視聴者たちは、「ムン・チェウォンを見て心を痛めるソン・ジュンギの姿に、私まで心が痛んだ」「2人の愛に思わず涙がこぼれた」「2人の感情の爆発! 感情の演技が本当に最高!!」「‘ウンギ&マル’カップルはどうしたら上手くいくのかな? あんなに愛し合っているのに、本当に切ない」「目の表情、顔の表情一つとっても、このカップルの演技の呼吸は100点満点」など、熱い反応を見せた。
一方、14話では、ジェヒ(パク・シヨン)がウンギを危機に追い込もうと企てたが、結局ジェシク(ヤン・イクチュン)と手を組んだマルによって、ウンギをテサングループの代表取締役に選任するという案が出され、マルとジェヒの張り詰めた睨み合いでエンディングを迎えた。この先がますます気になる『優しい男』は、毎週水・木曜日の夜10時から放送されている。(翻訳:中川)
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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