ヤフー、カカオジャパンと資本業務提携 「KAKAO TALK」を共同展開

2012年10月19日 18:44

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 ヤフー(Yahoo! JAPAN)は19日、韓国KAKAO Corporation(本社:ソウル)の子会社であるカカオジャパンに資本参加し、「KAKAO TALK」をはじめとしたサービスを共同展開すると発表した。KAKAO CorporationとYahoo! JAPANは、双方の開発力・顧客基盤を組み合わせ、スマートフォンに特化したコミュニケーションサービスの市場の活性化と一層の拡大を図っていく方針。

 業務提携に関しては、日本国内においてはカカオジャパンが運営している無料メッセージサービス「KAKAO TALK」をはじめとしたサービスを、今後はYahoo! JAPANと共同で展開していく予定。「KAKAO TALK」は利用しているユーザー同士であれば国内・海外、通信キャリアを問わず無料で音声通話・チャットが楽しめるスマートフォンアプリとして、日本をはじめ世界216以上の国や地域で利用されており、全世界で6,500万人(2012年9月末時点)に利用されている。

 資本提携に関しては、カカオジャパンがKAKAO Corporation並びにYahoo! JAPANを割当先とする第三者割当増資を行い、Yahoo! JAPANはこれを引き受ける。なお、今回の資本提携により、カカオジャパンはKAKAO CorporationとYahoo! JAPANの2社が資本出資する合弁会社となる。出資比率はKAKAO Corporation50%、Yahoo! JAPAN50%。また、Yahoo! JAPANはカカオジャパンに取締役も派遣する。

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