ドコモとマスターカード、世界41カ国でのNFC決済サービス提供に向け業務提携

2012年10月11日 13:22

印刷

サービス提供イメージ(画像:NTTドコモ)

サービス提供イメージ(画像:NTTドコモ)[写真拡大]

 NTTドコモとMasterCard Worldwide(マスターカード)は11日、モバイルを活用した新たな決済サービスの実現に向けた業務提携に合意したと発表した。両社は、ドコモのケータイクレジット「iD」の世界各国における利用環境拡大に向けた協業に取り組み、2013年度上半期のサービス開始に向けて準備を進めていく予定。

 今回の業務提携において、マスターカードは、同社が世界各国で展開する非接触ICチップを利用した決済手段の「MasterCard PayPass」技術をドコモに提供する。これにより、ドコモのNFC(FeliCa+TypeA/B)対応おサイフケータイでの「iD」利用者は、日本国内約56万台の「iD」読み取り端末(リーダーライター)を設置している加盟店等に加え、世界41か国約50万か所の「MasterCard PayPass」加盟店でも「iD」を利用することが可能となる。

 ベルク・インサイト(Berg Insight)の調査によると、世界でNFC対応のPOS端末は2017年までに4,340万台まで拡大すると予測されている。「MasterCard PayPass」は、世界中の小売店舗、エンターテイメント、レストランや交通機関にも拡大しつつあり、将来的にはおサイフケータイをかざすだけで海外での支払いが可能となる。

 今後、両社はクーポン等、世界で利用可能な決済関連サービスについても検討し、さらなる顧客の利便性の向上を目指していく。

関連記事