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NEDO:強度を従来の3から4倍に、熱による寸法変化を2割程度までに抑える技術の開発に成功
■CNF(バイオナノファイバー)を用いた樹脂部材、実用化へ
製紙用薬品の星光PMC <4963> は、07年よりNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「バイオナノファイバー」プロジェクトに参画し、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を持つCNF(セルロースナノファイバー)の開発に取組んでいる。
ところが、昨日(12日)にNEDOは、CNFを樹脂中に均一に分散させることで、樹脂の強度を従来の3から4倍に、熱による寸法変化を2割程度までに抑える技術の開発に成功したと発表。このことから、CNFを用いた樹脂部材の実用化への道が一気に開けたことになる。
自動車重量の約9%(約110kg)を占める樹脂部材を今回開発したCNF強化樹脂に置き換えることで、樹脂の使用量を減らすことができ、20kg程度の軽量化が可能となり、自動車の燃費向上で化石資源への依存度低下に寄与することが予想される。
また、自動車の部材だけでなく、家電、住宅、包装・容器等に用いられる樹脂部品への幅広い展開が可能である。NEDOでは、今後、自動車メーカーや機械メーカーと連携しながら生産技術の開発などに取り組むとしている。
CNFの開発に成功し、しかも用途領域が広いことから、今後、星光PMCの業績に大いに貢献することが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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