フィアットクライスラージャパン、正規ディーラーを拡充 年内に20店舗増加

2012年9月10日 11:45

印刷

 フィアットクライスラージャパン(FCJ)は7日、2012年末までにフィアット/アルファロメオ正規ディーラーを84店舗(2011年末より10店増加)、クライスラー・ジープ・ダッジ正規ディーラーを63店舗(同10店増加)とする計画を策定したと発表した。

 FCJによると、2012年1月から8月までの新規登録累計台数(日本自動車輸入組合調べ)は、アルファロメオが3,133台(前年同期比133.1%増、全車名別で伸長率1位)、ジープが3,074台(同55.9%増、上位20外国メーカー車で伸長率2位)を記録し、さらにフィアット、アルファロメオ、ジープの3ブランドが揃って外国メーカー車新規登録累計台数の上位10位に入るなど、FCJの各ブランドで好調な販売が続いているという。

 この状況を踏まえ、FCJのポンタス・ヘグストロム社長兼CEOは、「FCJ各ブランドの新車投入を反映した車種構成、および将来的な販売計画を考慮し、正規ディーラーネットワークの早急な拡充を今後の成長戦略の中心と位置付けている。特にフィアット/アルファロメオでは東京エリアに力を入れる一方、クライスラー・ジープ・ダッジについては地域のニーズに合わせながら全国レベルの店舗数の増加をはかり、販売増加だけでなく、年内に商品の再投入を予定しているクライスラーの新しいブランドイメージの構築を進める」と述べている。

 さらに今後の展開については、「2013年以降も既存の正規販売会社に加え、新規パートナーとの連携もさらに推進し、FCJ各ブランドの重要な接点となる正規ディーラーネットワークの拠点数増加を通じ、お客様の利便性を高めていく」と話している。

 なお、FCJの正規ディーラーネットワークについては、従来通り「フィアット/アルファロメオ」、「アバルト」および「クライスラー・ジープ・ダッジ」という3チャネルの販売体制を継続し、車両・部品の販売及びアフター・セールスサービスはこれまで同様それぞれの正規ディーラーネットワークにおいて別々に運用される。

関連記事