物流不動産のプロロジス、物流施設を活用した太陽光発電プロジェクトに着手

2012年9月3日 13:19

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プロロジスパーク川島(画像:プロロジス)

プロロジスパーク川島(画像:プロロジス)[写真拡大]

  • プロロジスパーク大阪4(画像:プロロジス)

 物流不動産の所有・運営・開発のグローバル・リーディング企業であるプロロジスは3日、全国で所有・運営する物流施設の屋根を活用した太陽光発電プロジェクトを開始すると発表した。

 プロロジスでは、企業としての責任への取り組みの一環として、全世界で環境に配慮し、省エネルギーに貢献できる施設の開発や再生可能エネルギーの活用を積極的に進めており、現時点ですでにグローバル全体で約80メガワット以上の太陽光発電システムを、各国でプロロジスが運営する物流施設の屋根に導入している。日本においては2009年5月に神奈川県に竣工し、現在運営中のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク座間1」に発電出力1メガワットの太陽光発電システムを導入しているが、再生可能エネルギーの固定価格買取制度のスタートに伴い、自社施設の屋根を活用してクリーンエネルギーを広く供給すべく、大規模な太陽光発電システムの導入の計画を進めている。

 今後、東北から九州までの各地に立地するプロロジスが開発し運営中(開発中を含む)の施設の屋根に、1棟当たり最大約2,300キロワットの太陽光発電システムの導入を進め、全棟合計すると最大約24メガワットの規模となる予定。第1弾として、2013年春の発電開始を目指し、全国8棟の施設に合わせて約10メガワットのシステムを導入する計画を具体的に進めている。

 なお、1棟の物流施設の屋根への2メガワットの太陽光発電システムの導入は国内最大級であり、複数の物流施設屋根に合計約24メガワットの太陽光発電システムを導入する計画も国内最大級となる。

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