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ソニー、業界最大クラスの84型4K対応液晶テレビを全世界で年内より順次発売
84V型4K対応液晶テレビ「ブラビア」を世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2012」で発表するソニーの平井一夫社長(写真:ソニー)[写真拡大]
ソニーは30日、業界最大クラスとなる84V型の4K(3840画素×2160画素)液晶パネルと超解像高画質回路「4K X-Reality PRO」が実現する高精細の大画面映像、高音質で迫力あるサウンドにより、これまでのテレビでは味わえなかった臨場感を体験できる4K対応液晶テレビ「ブラビア」を、世界全地域で年内より順次発売すると発表した。
今回発売する新製品は、フルHDの4倍となる約829万画素を持つ4K液晶パネルと、4K対応液晶テレビに最適化した超解像高画質回路「4K X-Reality PRO」を搭載し、デジタル放送やブルーレイディスクのHD映像など様々な解像度のコンテンツを4K解像度の美しい高画質映像につくりかえて表示することが可能。これにより、フルHDの場合の半分の距離まで画面に近づいても画素が気にならず、約60度の視野角にわたり、まるで実物を見ているかのようなリアルで美しい映像が広がる。
さらに、大画面に最適化したサイドスピーカー「10 Unit Live Speaker」とソニー独自の高音質信号処理技術を組み合せ、高音から重低音まで定位感があり、立体的に包み込まれるような迫力のあるサウンドを実現している。
新製品では、高精細で美しい大画面と高音質で迫力のあるサウンドにより、ライブ会場やスタジアム、映画館の観客席にいるような、これまでのテレビでは得られなかった臨場感を体験することができる。また、高解像度のデジタル写真を取り込んで大画面で表示することができ、風景写真を大判ポスターの様に映し出して鑑賞したり、子どもの写真を等身大に映し出して家族で見たりするといったデジタル写真の新しい楽しみ方も可能。さらに、「プレイステーション 3」の専用ソフトウェアである「PlayMemories Studio」を用いれば、高解像度の写真データを快適な操作性で管理し、4Kの大画面で再生することが可能。
加えて、“Sony Entertainment Network”を通じて多彩なネットワークサービスを提供する。リモコンの「SEN」ボタンをワンプッシュするだけで、「ブラビア」のネットテレビ機能の新たな入り口「“Sony Entertainment Network”ポータル」からサービスに簡単にアクセスできる。お気に入りのアプリを“favorites”リストに登録し、好みのサービスを手軽に楽しめる。
ソニーは、これまで業務用の分野で、4Kデジタルシネマプロジェクターを全世界の映画館に展開してきたことに加え、4K映像を撮影できるCineAlta(シネアルタ)カメラ「F65」をはじめとした映像制作機器を取り揃え、4Kコンテンツの視聴・制作環境を整えてきた。また、家庭用の分野では4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」を発売し好評を博している。ソニーはこうした4K分野での技術力を活かした高精細・大画面の4K対応液晶テレビを発売し、テレビの新たな視聴スタイルを提案することで、「ブラビア」の商品力強化に努めていく。
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