ヤフーとクレディセゾン、池袋でO2O実証実験を実施

2012年8月20日 11:14

印刷

 Yahoo! JAPANを運営するヤフーとクレディセゾンは17日、池袋エリアの消費拡大を目的としてクレディセゾンが主催・展開する地域活性キャンペーン「池袋フェスタ」と連動し、インターネットとリアル店舗を結ぶ“O2O(オンライン・トゥ・オフライン)ビジネス”の可能性を検証する実証実験を、8月17日~9月30日まで実施すると発表した。同実証実験では、インターネットで得た情報から実店舗への送客と、実際に決済に至るまでの導線を確認・検証する。

 まず、従来のリアルでの送客キャンペーンに、日本最大級のジオサービス「Yahoo!ロコ」の送客力および「Yahoo!ポイント」を活用した施策を加え、キャンペーン参加の18店舗への誘導を強化する。店舗までの誘導には「Yahoo!ロコ」と大日本印刷が提供する「スマートポスター」を活用する。

 そして、ヤフーが、「Yahoo!ロコ」の利用履歴(キープ)などをもとに、インターネットの情報(オンライン)の閲覧状況を検証し、クレディセゾンが、Yahoo! JAPAN IDと連携しているセゾンカード・UCカードの決済履歴をもとに、実際の店舗(オフライン)への送客の状況を検証する。両者の検証の結果から、インターネットの情報の閲覧により、どの程度実店舗に送客し決済に至ったかを確認する。

 ヤフーとクレディセゾンは、2011年11月に業務提携を締結し、ID・ポイント連携とO2O施策による消費の活性化を目指し、さまざまな取り組みを展開している。

関連記事