【銘柄診断】ルックは新展開に躍進だが市場の熱狂度は今一つ、出来高アップが課題に

2012年8月12日 00:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ルック <8029> は8月10日に714円まで買い進まれ、6月28日の高値692円をついに更新してきた。8月3日に今2912年12月期の営業利益を10億円から14億円(前期10億7800万円)に引き上げたことが、新値躍進へのきっかけになったようだ。

  仕手系株の根幹に位置する銘柄とあって、日産東京販売ホールディングス <8291> 、明和産業 <8103> など、関連銘柄も息を吹き返す状況となった。

  ルックについて言えば、直近8月3日申し込み現在では売り899万株、買い751万株と売り長状態が続き、日証金では連日逆日歩が発生する良好な状態が継続している。ただ、高値更新の10日の売買高は975万株と、高値示現の6月28日の1887万株を大きく下回る水準。

  熱狂度はピークには及ばないニュアンスだ。10日の売買でも新規の買いは意外に少なく、売り方の買い戻し主導の商いとなっている。ここからは出来高の動向が最大のポイントになる。全体相場に手詰まり感が強いだけに、地合いは同社にとってフォローの風なのだが。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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