いなげやが高級食品スーパー「三浦屋」を買収、完全子会社化へ

2012年8月7日 17:53

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 首都圏を中心に128店舗のスーパーマーケットを展開するいなげやは7日、高級食品スーパー事業を都内で展開する「三浦屋」の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。株式取得日は2012年10月1日の予定。

 三浦屋は、東京多摩地区を中心に9店舗を展開する食品スーパーマーケットであり、付加価値の高い商品力と長年浸透してきた「三浦屋」ブランドを背景に、高級志向の顧客から高い支持を得ている。また、東京多摩地区及び埼玉県西部地域の小中学校及び特別支援学校などの給食用食材の販売は半世紀以上の実績があり、地域社会より高い評価を得ている。

 三浦屋の出店地域である東京多摩地区は、いなげやがエリア内占拠率を高めるために進めているドミナント戦略上の重要なエリアにある。また、いなげやが郊外型店舗を主力とし、ベーシックな商品群を中心とした品揃えであるのに対し、三浦屋は高級志向の商品力と駅前立地での独自のノウハウを有するなど、互いに異なる経営スタイルに基づくスーパーマーケット事業を展開している。そのため、三浦屋のいなげやグループ入りにより、一層双方の強みを生かした商品・質の高いサービスの提供が可能となり、今まで以上に顧客の満足度を高めることにつながり、シナジー効果を発揮するものといなげやは考え、今回買収を決定した。

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