【話題株】デジタルアドベンチャーは「韓流」好調で完全黒字化

2012年8月7日 17:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第2四半期は当初の赤字予想をくつがえす好決算

  韓流スターの公式サイトなどで知られるデジタルアドベンチャー <4772> (JQG)が7日夕刻に発表した第2四半期の連結決算(1~6月)は好調で、営業・経常・純利益とも当初の赤字予想に対し黒字で着地。経常利益は1億1700万円(決算期変更にともない前期の第2四半期(4~9月)は6400万円の赤字)、純利益は1億200万円(同じく1億1500万円の赤字)となった。期末の1株純資産は45円89銭。

  この期は、所属アーティストであるペ・ヨンジュン氏、キム・ヒョンジュン氏などのDVDBOXや写真集、関連商品の販売が好調。また、デジタルコンテンツ事業では、スマートフォン向けのサイトも開発を含めて拡充した。

  約3年前に開始した自社テレビ局「DATV」(スカパー!を通じて視聴)では、9月29日からスカパー!でハイビジョン放送がスタートすることを記念し、韓国ドラマ「プロポーズ大作戦(原題)」や、イ・ジュンギ入隊前最後の主演作「ヒーロー」、キム・ソヨン主演の「検事プリンセス」などを10月1日から一挙に放送する「一挙にイッキ見一週間」のサービスを展開する。

  今12月期の業績予想は、連結売上高が43億800万円(決算期変更にともない、直近の12カ月決算だった2011年3月期の売上高を挙げると約58億円)、経常利益が1億3800万円(同じく約6億円の赤字)、純利益は1億2800万円(同7億円の赤字)。予想1株利益は2円36銭。

  株価は8月初から動意を強め、6日に60円まで上げて約5カ月ぶりに年初来の高値を更新。本日の終値は44円(3円安)。決算発表を前に期待先行高となったものの、黒字化という変業績貌妙味を色濃くしており、中期的な注目銘柄といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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