英国で17歳の少年が五輪選手に対するツイッター発言で拘束される

2012年8月1日 15:23

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ツイッターにて五輪選手に対し不適切な投稿をしたとして、英少年が拘束されたそうだ(SankeiBiz本家/.)。

 拘束されたのは英ドーセット州の17歳の少年。現在開催中のロンドン五輪では男子シンクロ飛び込みの英代表トーマス・デーリー/ピーター・ウオーターフィールドのペアが惜しくもメダルを逃し4位入賞しており、この結果に対し少年は「(デーリー選手の)父親を失望させたこと、分かってるんだろうな」といった内容のメッセージを投稿した。デーリー選手の父親は昨年がんで亡くなっている。

 この少年はデーリー選手宛に謝罪のメッセージも投稿しているが、その後また「おまえを見つけてプールで溺死させてやる」といった内容や、自分を非難してきたユーザーを罵る発言なども投稿していた。

 適用されることは稀であるが、英国の2003年通信法(Communications Act 2003)には「公衆電子通信ネットワークの不適切な利用」に関する条項(第127条)があり、著しく攻撃的、不適切、わいせつ、もしくは脅迫的な性質のメッセージの送信もこの条項に含まれている。少年はこれに違反した容疑で拘束されたとのことだ。

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