【銘柄診断】ドワンゴは「ニコニコ動画」の好調が続き、来期は増益転換の見通し

2012年7月30日 20:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ドワンゴ <3715> は7月11日の戻り高値13万7400円から調整場面を迎えているが、7月25日の11万2000円で目先底入れの感触だ。

  7月23日に今9月期の第3四半期累計の営業利益について7億3000万円と、前年同期比63%の大幅減益の見通しが明らかになった。4月末に実施した大型イベント「ニコニコ超会議」の赤字が響いている。ただ営業利益は従来の予想3億2000万円に対し、7億3000万円と超過達成となる。

  また、四半期ベースでは第2四半期の3億2100万円から第3四半期は大きく収益がアップしている。今9月期通期の見通しについては。会社側はまだ明らかにしていないが、コンプガチャ問題などの影響もあり減益基調は避けられない見通しだ。

  携帯電話向け音楽配信サービスにおいてスマートフォンがiPhoneの様に音楽プレイヤー機能がついているため、同社の着うたフルサービスの解約につながってきた背景がある。そうした解約減がピークを超える一方で、「ニコニコ動画」は着実な成長を遂げているため、来2013年9月期は大幅増益に転換の可能性が強い。

  7月10日の大量保有報告書で、米系投資ファンドの「Joho Capital L.L.C.」が保有株比率5.16%の株主として登場したことが判明しており、継続的な買いに思惑が回っているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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