【銘柄診断】サイバーエージェントは今期増益見通しも、四半期ベースでの減速感が売りを誘う

2012年7月27日 16:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  サイバーエージェント <4751> (東マ)が一転、波乱の展開に陥ってきた。6月4日の14万5000円をボトムに上昇指向を強めていたが、7月26日に発表された決算を契機に一転売り人気が強まっている。

  今2012年9月期の第3四半期累計の営業利益は145億円と前年同期比34%増益を達成し好調。通期の業績は営業利益170億円、前期比18%増の見通しが据え置かれた。

  ただ、これを4半期ベースの動きで捉えると、今期第2四半期の61億円から第3四半期は34億9300万円ダウン、第4四半期は25億円にさらにダウンする見通し。多分コンプガチャ問題が影響していると思われるが、決算短信でコンプガチャ問題の影響について触れられていないのも不適切。

  米国での「バハムート」の成功について株式市場では過小評価と、ここへきて改めて同社に強気スタンスを表明する証券会社が増えている。ただ、株価は昨年7月28日の30万6000円をピークとする中期下降トレンドからようやく戻りの緒についたばかり。成長路線復帰への道筋がはっきり見えてこないようだと、戻りは中途半端な相場に終わることも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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