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【銘柄診断】NIPPOは今期増額期待を織込む流れに、中期的な好環境も改めて注目
NIPPO <1881> が全般波乱の中で強い動きを見せている。今2013年3月期は震災復旧需要の一巡で舗装土木の受注高が落ち込み、受注競争の激化による工事採算の悪化で、営業利益は138億円と15%減益が見込まれている。
ただ、前3月期末の受注残高は1789億円と前期比17%増を確保、原油安によるコスト安と好環境が続いているため、アナリスト筋はこぞって今3月期は増益確保の可能性が強いと見ている。
8月7日に予定されている決算発表へ向け、増額への期待感が先行する流れになりそう。まちづくりなどの本格的な復興の動きに先駆けて、道路の本格復旧が進捗している。工事受注に加えて、アスファルト合材の販売を行っており、幅広く需要を取り込むことができる見通し。被災地の東北地方に強固な事業基盤を持つことも同社の強み。
今3月期は震災復旧需要の一巡で舗装土木の受注減が想定されているが、それは一過性のもの。震災需要は5~6年単位渡って業績に寄与すると見られている。同業前田建設 <1883> が既に高値更新に後一歩の水準にまで達しており、3月高値972円に対し距離を残す同社は出遅れ狙いの対象になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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