ホンダ、タイでフィットHVを生産・販売　HV車の現地生産は海外2カ国目

　ホンダは26日、同社のタイにおける四輪車の生産・販売会社であるホンダオートモービル（タイランド）カンパニー・リミテッド（HATC）が、本日タイで「ジャズ ハイブリッド（日本名：フィット ハイブリッド）」を発売したと発表した。

　ジャズハイブリッドは、優れた居住性と燃費性能を両立したタイ市場で初のコンパクトハイブリッド車であり、今後拡大が期待されるタイのハイブリッド車市場を見越し、HATCのアユタヤ工場で生産を行う。価格は76万8,000バーツ（約189万円）からとし、販売台数は年間10,000台を計画している。なお、ハイブリッド車を海外で生産するのは、ホンダにとって米国でのアキュラ「ILX」に次いで2ヵ国目となる。

　ホンダは、2012年末までにマレーシアでもジャズハイブリッドの生産を予定しており、今後エコカーの需要拡大が期待されるアジア地域の顧客へもハイブリッド車を早く、安く、低炭素で届けることを目指す。なお、ホンダは、これまでジャズハイブリッドおよびフィットハイブリッドを世界で累計約15万台販売している。