トヨタ、中国に無段変速機生産会社を設立 約226億円を投資

2012年7月25日 18:00

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 トヨタ自動車は25日、7月23日に、中国江蘇省常熟市の東南経済開発区に、トヨタ自動車(常熟)部品有限会社を設立したと発表した。

 トヨタでは、ガソリン車の走行性能向上と低燃費の両立を目指すため、小排気量車には無段変速機(CVT)を採用している。中国において、今後、小排気量車の需要増が見込まれることから、今回CVTの現地生産を開始するに至った。

 新会社設立に伴う投資額は約2億8,500万ドル(約226億円)、新規雇用は850人を予定。土地面積は14万m2で、常熟市に建設中のトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社から北西約2キロの地点に位置する。主な生産品目は駆動部品であるCVTで、生産能力は24万基/年。主要設備が完成する2014年9月のラインオフを目指す。

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