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【銘柄診断】スズキはインドの工場閉鎖で下げが鮮明だが悪材料の織り込みは進展
スズキ <7269> が波乱相場の様相を呈している。インドで7月18日夜に暴動が発生し、工場幹部1人が死亡、約90人が負傷したため、同工場の操業が停止していることを嫌気しているもの。会社側ではインド工場の暴動について対策を急ぐと発言しているが、今の所再開のめどは立っていない模様だ。
株価は暴動を契機に下げ足を速め、7月23日は1362円まで売られた。既にチャート上のここ数年の下値の抵抗ラインは消え去り、あとは2008年12月の安値1037円が残るだけ。底無しとなった足取りを見てカラ売りが増加し、直近7月13日申し込み現在の信用残は売り98万株、買い80万株と売り長状態になっている。
今の所、日証金では逆日歩発生に至ってはいないが、その動向は株価反転へ向けての注目材料になりそう。株価は4月4日の2072円からほぼ一本調子の下げを演じているが、これはインド経済の成長減速を織込んできたため。
そして、今回の工場閉鎖と、着実に悪材料を織込んできている。株価は大きく傷ついただけに、一気の反転相場は難しいかもしれないが、しばらく下値を固めながら戻りを狙う足取りになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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