【銘柄診断】丸山製作所は穀物高受け関連株人気が回る、今期業績増額が支援材料に

　　丸山製作所 <6316> は穀物などの商品市況上昇を背景とする関連株人気に乗り、７月２０日に１７８円と上伸、出直り相場入りの兆しを強めてきた。穀物増産へ向け農機増産への思惑が回っているもの。信用買い残は１月２７日申込み現在のピーク１５９万株から、直近７月１３日申込み現在で６６万株へ半分以下に減少している。

　　同社にとっては枯れ切った状態にあるだけに、うまく火が付くようだと意外高に走る可能性もありそう。農林業用機械は刈払機の売上げが増加し、工業用機械は震災の復興需要を受け洗浄機が伸びている。そのため、今９月期の３月中間決算は営業利益４億８４００万円と、前年同期の３億３８００万円を４３％も上回った。

　　それにも関わらず、今９月期通期の営業利益は１２億５０００万円、前期比１９％減。中間決算で前期を上回っているにも関わらず、最終的には前期を下回るという見通しだ。一部アナリストは今９月期の増益転換を指摘しており、思惑人気とあいまって株価は出直り相場に走りそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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