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【銘柄診断】国際石油開発帝石は原油価格の7日連騰に反応し下げ過ぎ訂正で続急伸
国際石油開発帝石 <1605> は20日、前場1万4500円高の45万9500円と続急伸し、後場も、全般相場が下げ幅を広げるなか、45万円台で売り買いが交錯し逆行高している。
前日19日の米国市場で、原油先物(WTI)価格が、2.79ドル高の1バーレル=92.66ドルと7営業日続伸し、今年2月下旬以来5カ月ぶりの連騰となり、一時、92.94ドルをつけ2カ月ぶりの高値をつけたことを手掛かりに業績上ぶれ期待を高めて下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。
WTI価格の連騰は、シリア情勢の緊迫化やイラン・イスラエル関係の緊張で、中東産原油の供給不安を強めていることが要因となっている。
同社の今3月期業績は、純利益を1640億円(前期比15%減)と前期の過去最高からの減益転換を予想しているが、この前提の原油価格(ブレント原油)は、1バーレル=100ドルと前期のグループ販売平均価格112.97ドルからの下落を想定している。
原油価格が、1ドル変動すると同社の純利益は、18億円変動する感応度があり、中東原油の供給量の変動は、ブレント原油により敏感に反映される特性があるだけに、今期業績への影響度に期待が高まる。
株価は、今期業績の減益転換予想に原油価格の下落が重なって年初来安値42万500円まで調整し、4万円幅の底値圏往来が続いた。PERは10倍台と下げ過ぎを示唆しており、6月、7月とつけた46万6000円のボックス上限を上抜くエネルギーを発揮するか、注目ポイントとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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