先ず、モノよりカネの動きを知るべし=犬丸正寛の相場格言

2012年7月12日 15:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

経済やマーケット、そして政治の動向を知るには、「お金の動き」に敏感となることが大切と教えています。銀行など金融機関は「銭」単位で儲けを追及するプロです。

経済やマーケット、そして政治の動向を知るには、「お金の動き」に敏感となることが大切と教えています。銀行など金融機関は「銭」単位で儲けを追及するプロです。[写真拡大]

■先ず、モノよりカネの動きを知るべし

  経済やマーケット、そして政治の動向を知るには、「お金の動き」に敏感となることが大切と教えています。銀行など金融機関は「銭」単位で儲けを追及するプロです。金銭には非常に敏感です。儲かると思えば飛び乗り、危ないと思えば真っ先に逃げ出します。

  政治家の先生方も、そういう人ばかりではないでしょうが、人一倍、金銭に対する臭覚は優れているようです。それに対し企業家は売れる商品か、マーケット規模はどの程度かなど、どちらかといえば「モノ」中心に見るところがあるようです。

  今回の欧州信用不安についても「おカネ」と「モノ」の動きで見れば分かりやすくなるのではないでしょうか。不安を察知した金融機関のマネーがユーロから逃げ出しました。現在は、おカネから「モノ」に関心が移っているようです。これから、ユーロ圏など欧州のモノ作り、即ち、実体経済がどうなっていくかが注目されているようです。

  株式相場においても、おカネの動きとモノの動き(企業価値=企業業績)に分けて見れば分かりやすくなると思います。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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