大和ハウスが岡山県の新工場で太陽光発電、10月より中国電力へ全量売電

2012年7月10日 20:54

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岡山第二工場の外観イメージ(画像:大和ハウス工業)

岡山第二工場の外観イメージ(画像:大和ハウス工業)[写真拡大]

 大和ハウス工業は10日、7月11日より、岡山県赤磐市の岡山工場内に第二工場を稼動させると発表した。

 新設した第二工場は、香川県三豊市の四国配送センターの機能を移管し、経営の効率化を図るとともに、「マザー工場」としての機能強化も図った。また、大和ハウスグループの大和物流(本社:大阪市)の配送センターとしても利用する。

 また、今後は、太陽光発電システム816kWを工場屋上に設置し、中国電力へ全量売電する。7月より着工、9月末に竣工、10月より売電を開始する予定。発電事業期間は、国による電力固定買い取り期間の20年を予定している。太陽光発電所の運営・管理は、同社グループ会社の大和エネルギー(本社:大阪市)が行う予定。

 具体的には、第二工場の屋根上(約2万m2)に、発電容量816kWの太陽光発電パネルを3,836枚敷設し、日中発電した全電力を中国電力へ売電する予定。岡山工場太陽光発電所(仮称)の予定発電電力量は、年間約81万kWh。家庭の一世帯あたりの全消費電力量を4,734kWh/年とした場合、約170世帯分の電力量に相当する。太陽光発電事業の年間売電売上は約3,000万円を見込んでいる。

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