【銘柄診断】大成建設は大フシの223円クリアーに挑む、逆日歩発生も支援

2012年7月10日 16:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大成建設 <1801> が戻りを鮮明にしている。7月9日、10日と連日で223円まで買い進まれたが、この水準は1月20日、3月14日に示現している強力な上値のフシ。それを知ってなお買い物が流入するあたり、今度こそとの期待が強まっているようだ。

  瓦礫の処理が遅れ、復興需要がなかなか本格化しないが、その分着実にロングランで業績に寄与するとの見方が強い。その瓦礫処理を受注したことなどもあって、今2013年3月期は営業利益410億円と前期比12%増益が見込まれているが、アナリスト筋は来2014年3月期以降も同様の増益ペースが続くとの見方が強い。

  2022年にFIFAワールドカップ開催予定のカタールでスタジアム建設などインフラプロジェクトへ関わる公算が大きく、海外事業の再構築が中期的な収益押し上げパワーになりそう。

  株価の戻りで利食い売りが増加、信用買い残が減少する一方で、逆に信用売り残は増加、直近6月29日申し込み現在では売り374万株、買い559万株と拮抗。日証金では逆日歩が発生するなど需給妙味も株価をプッシュしそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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