IPO高人気はSNS関連株に限定か?!=浅妻昭治

2012年6月27日 10:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

モブキャスト<3664>(東マ)が、前日26日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)され、公開価格800円に対して買い気配のまま推移して値がつかず、1850円買い気配で約49万株の買い物を残した。

モブキャスト<3664>(東マ)が、前日26日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)され、公開価格800円に対して買い気配のまま推移して値がつかず、1850円買い気配で約49万株の買い物を残した。[写真拡大]

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

■モブキャストは上場2日目に初値

  モブキャスト <3664> (東マ)が、前日26日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)され、公開価格800円に対して買い気配のまま推移して値がつかず、1850円買い気配で約49万株の買い物を残した。

  上場2日目のきょう28日は、買い気配値をアップさせて始まり、9時46分に2301円(公開価格800円の約2.9倍)で売買が成立し、上場2日目に初値をつけた。

  今年のIPO市場は、同社株まで16社が上場されているが、このうち上場初日に初値をつけず買い気配値のまま推移、2日目に初値形成となったのは4月4日上場のエイチーム <3662> (東マ)以来で、2社目となる。

  エイチームも、業態は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ゲーム関連のコンテンツ関連株で、IPO高人気は、SNS関連株限定を示唆しているようだ。エイチームは、公開価格1080円で上場され2.7倍の2923円で初値をつけ上場来高値4700円まで買い進まれたが、高額課金の「コンプリートガチャ」中止が響いて2361円まで急落、安値で発表した株式分割(1対3)に今7月期業績の上方修正が続いて、落ち後安値から95%高した。

  モブキャストが、このエイチームの初値倍率をどの程度上回って今年トップに躍り出るか注目されるとともに、両社の高人気が連携し、SNゲーム関連株の逆行高をリードする展開も想定される。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

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