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東芝、自立運転機能付き家庭用燃料電池「エネファーム」を出荷
自立運転機能付き家庭用燃料電池「エネファーム」(画像:東芝)[写真拡大]
東芝および東芝燃料電池システムは25日、停電時でも運転を継続できる自立運転機能付き家庭用燃料電池「エネファーム」を開発し、東芝燃料電池システムから販売元である都市ガス会社やLPガス販売会社向けに本日出荷を開始すると発表した。
新製品は、3月から出荷している世界最高水準の総合効率94%を実現したエネファームに、業界で初めてバッテリーを必要としない自立運転機能を搭載したモデル。エネファームが発電中であれば、停電時でも運転を継続できるため、万が一停電が発生した場合でもテレビやノートパソコン、電気スタンド、扇風機などが自立運転時の専用コンセントを介して継続利用できるのが特長。
また、自立切換ボックスを設置することによって、停電時でも給湯機(貯湯ユニット)の電源を商用電源のコンセントからエネファーム側につなぎ換えることなく、そのまま給湯が可能。なお、新製品は、自立運転時の供給能力が700Wと350Wで自立切換ボックス搭載、非搭載タイプの計3機種を用意しており、住宅の形状や生活スタイルに合わせて機種を選択できる。
東芝はこれまで、経済産業省ならびにNEDOの支援を得て、大規模実証事業において蓄積した実用化技術をベースとして、エネファームの高性能化・高耐久化・低コスト化に取組んでおり、2009年の販売開始以降、今年5月末までに全国で約1万台の「エネファーム」をガス会社に出荷した。東芝は、今後も商品の開発・販売を強化し、2015年度には8万台の出荷を目指す。
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