【今日の言葉】大飯再稼動でも関電株4ケタ割れ懸念

2012年6月19日 10:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『大飯再稼動でも関電株4ケタ割れ懸念』=関西電力 <9503> ・大飯原発3、4号機の再稼動が決まった。7月中にも本格運転となるようだ。17、18日と夏日の暑さとなっていることから電力不足の心配が強い関西には朗報といえる。ただ、大飯原発が活断層の上に位置していると伝えられていたことに対しては、今のところ続報はみられない。

  今回の再稼動は、「臨時稼動」、「暫定稼動」などと言われるものの、ともかく何も事故の起こらないことを祈るばかりだ。

  一方、原発再稼動で関西電力の株価は見直されるかと思われたものの、18日(月)は35円安の1007円まで下げ1990年以降の最安値に沈み4ケタキープが危うくなっている。会社側は今期(2013年3月期)業績、配当については「未定」としている。

  このほど発売の四季報・夏号では2013年3月期の最終損益は4000億円の赤字(前期2422億5700万円の赤字)、次期(2014年3月期)も1400億円の赤字と予想している。LNGの燃料費が嵩むことが理由という。企業業績には再稼動は牽引力とはならないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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