【銘柄診断】アイフリークは権利行使促進相場が一巡、株化反転には支援材料難

2012年6月16日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アイフリーク <3845> (JQS)は5月7日の高値4万2100円から整理に入っていたが、6月4日には1万5220円の安値にまで下げて来た。今回の上昇相場のスタート時の3月の水準にまでバックしてきたことで、値ごろ感からの買いがはいってきている。

  また4月13日売買分から実施されていた、保証金率の50%以上(うち現金20%以上)への引上げについて、5月22日売買分から解除になった。増担保規制のハンデが解消されたことで、買いやすい状態にはなった。

  2月に第三者割当による新株予約権を発行しているが、その行使価額は1万4000円。この権利行使促進の動きが今回の上昇相場の背景と思われるが、5月7日の4万2100円円示現で、そうしたシナリオは一巡したと思われる。

  前2012年3月期はEコマースの不振により、営業利益は3億7400万円の損失に見舞われた。今2013年3月期についても営業利益ゼロと低調が続く見通し。今の所、株価の反転を促すような材料は見当たらない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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