岡野バルブ製造は6連騰、大飯原発再稼働接近で原発関連株は軒並み小高い=浅妻昭治

2012年6月12日 11:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

岡野バルブ製造<6492>(東2)は12日、2円高の228円と変わらずを挟み6営業日続伸して始まり、5月29日につけた年初来安値203円から底上げしている。

岡野バルブ製造<6492>(東2)は12日、2円高の228円と変わらずを挟み6営業日続伸して始まり、5月29日につけた年初来安値203円から底上げしている。[写真拡大]

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

  岡野バルブ製造 <6492> (東2)は12日、2円高の228円と変わらずを挟み6営業日続伸して始まり、5月29日につけた年初来安値203円から底上げしている。全般相場が急反落して始まったなかで、野田佳彦首相が、6月10日に関西電力 <9503> の大飯原子力発電所3・4号機の運転再開について理解を求め、地元の福井県の原子力安全専門委員会が、西川一誠知事に報告書を提出、同知事が、今週末にも再稼働に同意する見通しとなるなど、再稼働の最終決定に向け、手続きが進んでいることから、同社株に原発関連株人気が続き下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

  同社の株価は、今年開示の今11月期第1四半期業績が、赤字転落したことで年初来安値をつけ、5月5日に日本の全原発50基が運転を停止したことも重なり底値圏推移が続いた。

  きょう12日に原発関連株は、前日急続伸した木村化工機 <6378> が、15円安の312円と急反落しているほかは、関西電そのものが、9円高の1070円と続伸して、5月9日につけた年初来安値1033円から底上げしたあともみ合い、東亜バルブエンジニアリング <6466> (東2)が、5円高の1120円と反発して5月21日の年初来安値1046円から底上げするなど、軒並み小高く始まっている。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

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