【銘柄診断】日本冶金工業は高機能材が好調で今3月期も連続大幅増益を目指す

2012年6月3日 10:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本冶金工業 <5480> は2月29日に年初来高値163円を示現。微調整のあと買い直しの動きが広がり3月21日には158円まで戻したが高値更新は叶わず、結局高値買いつき玉を増やす結果となり、そこからは売り物が先行する局面に転換。一時120円台で下げ渋ったが、その後再び下げに転換、現在は2段下げ後の値固め局面。ステンレス一般材の落ち込みを高機能材の収益拡大でカバーするとともに、製造部門などのコストダウンによる効果も寄与。

  前2012年3月期の業績は営業利益が26億5200万円(前々期10億3400万円)と従来予想の14億円を大きく上回る超過達成となった。しかも今2013年3月期の営業利益は35億円と前期比32%の大幅増益見通しで、業績は回復軌道入りのニュアンスを強めている。

  航空機関連、環境関連、エネルギー関連向けに高機能財の受注が好調に伸びていることが要因。配当については現在未定としているが、業績いかんでは復配に踏み切る可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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