【特集:ロンドン五輪関連銘柄(3)】注目度高い「なでしこジャパン」

2012年6月2日 08:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

英国・ロンドンまでの観戦・観光ツアーに関しては、長距離・高額であることに加えて、人気競技の日程などの影響も受けるため、中国・北京五輪時に比べると収益への寄与は小さいと予想されている。

英国・ロンドンまでの観戦・観光ツアーに関しては、長距離・高額であることに加えて、人気競技の日程などの影響も受けるため、中国・北京五輪時に比べると収益への寄与は小さいと予想されている。[写真拡大]

■ロンドン五輪の関連銘柄、今回は「なでしこジャパン」に注目

  英国・ロンドンまでの観戦・観光ツアーに関しては、長距離・高額であることに加えて、人気競技の日程などの影響も受けるため、中国・北京五輪時に比べると収益への寄与は小さいと予想されている。ただし大手旅行代理店では、観戦・観光ツアーへの申込状況は概ね順調な模様である。

  広告・放送関連銘柄(広告代理店、テレビ・ラジオ放送会社、ネット関連など)としては、博報堂DYホールディングス <2433> 、電通 <4324> などがあるだろう。

  こうした世界的なイベントが開催される場合は、広告代理店にとって恩恵が大きいだろう。また今回の英国・ロンドン五輪では、ハイビジョン映像が初めてインターネットで大量に配信されることが最大の特徴とされているため、ネット関連銘柄が注目される可能性もあるだろう。

  民法キー局については、英国・ロンドン五輪の放送権が、中国・北京五輪に比べて3割以上膨らんでいるため、収益よりも負担のほうが大きい模様だ。

  薄型テレビ・DVD関連銘柄(家電メーカー、家電量販店など)としては、薄型テレビメーカーの日立製作所 <6501> 、東芝 <6502> 、パナソニック <6752> 、シャープ <6753> 、ソニー <6758> 、家電量販店のエディオン <2730> 、ビックカメラ <3048> 、コジマ <7513> 、ケーズホールディングス <8282> 、ヤマダ電機 <9831> などがあるだろう。

  ただし、エコポイント特需や地デジ移行特需の反動に加えて、今回のロンドン五輪では時差の関係もあるため、薄型テレビやDVDの特需は期待薄の模様である。各社の収益改善への寄与度は小さいだろう。

  スポンサー関連銘柄(日本代表選手の所属企業、JOCのゴールドパートナーやオフィシャルパートナーなど)としては、綜合警備保障 <2331> 、アサヒグループホールディングス <2502> 、キリンホールディングス <2503> 、日新オイリオグループ <2602> 、味の素 <2802> 、日清食品ホールディングス <2897> 、ヤフー <4689> 、クボタ <6326> 、パナソニック <6752> (国内で唯一のロンドン五輪公式スポンサー)、トヨタ自動車 <7203> 、アシックス <7936> 、ミズノ <8022> 、デサント <8114> 、東京海上ホールディングス <8766> 、ヤマトホールディングス <9064> 、NTTドコモ <9437> 、コナミ <9766> 、そしてプレナス <9945> (国内女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」のスポンサー)などがあるだろう。

  日本代表チーム・選手が活躍してメダルを獲得すれば、代表選手の所属企業やスポンサー企業などが注目されやすいだろう。

  今回の英国・ロンドン五輪では、体操、水泳、柔道、女子レスリングなどでメダル獲得の期待がかかるが、特に女子サッカー「なでしこジャパン」の注目度が高いとされている。このため、国内女子サッカーの「プレナスなでしこリーグ」のスポンサー企業となっているプレナス <9945> も注目されているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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