【銘柄診断】銀座山形屋は今期黒字浮上見通しだが、利益水準の低さは否めない

2012年6月1日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  銀座山形屋 <8215> (JQS)は3月高値110円から整理に入っていたが、5月16日の53円で底を確認したようだ。3月高値の際には特段材料が表面化したわけではなく、中低位仕手株指向の市場の波が押し寄せてきたもの。高値示現以後も材料が浮上しなかったため、底は打ったものの反発には至らず、値固め局面に移行している。

  前2012年3月期の赤字から今2013年3月期の営業利益は800万円の黒字に浮上する。銀座山形屋の服づくりのこだわり「MADE IN JAPAN」をアピール、「着心地と品質」を第一としたオーダーメイドを柱に、経営資源を集約化、マーケティング力を強化してブランド毎の展開を進める。

  レディースオーダーの「ミスターナブランド」は、独自のパターンオーダーメイドシステムを更に強化し、他社とは一味違う着心地感とファッション性を追求していく。ただ、今の利益水準では株価を押し上げるパワーにはならないだろう。PERは0.4倍と割安だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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